大恐慌入門
米国。銀行は簿外で証券業務をしていた。いわゆるSIVというやつだ。シティバンクだけで100兆円の債務保証をしているという。SIVの問題は封印されていて、誰も触れない。そもそも金融機関だけの問題でなく、国家が破綻するかどうかというもっとクリティカルな状況だとも。アイスランドが破綻したが、スイスもあぶないらしい。CDOやCDSまで考えると何千兆円(5700兆円)という負債になって、ドル危機だ。
この本はよくできた本だが、読めば読むほど悲観的になって、ついにこいつはじたばたしてもアカンなと思えてきた。自分だけ助かろうというさもしい根性で切り抜けられる事態ではない。最悪は配給制による統制経済を想定しておかなアカンということだ。そう考えるとふっと気が楽になった。
朝倉慶「大恐慌入門―何が起こっているか?これからどうなるか?どう対応すべきか?」(徳間書店)、お勧めです。
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